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特注家具製造

​弊社の工場は、ライン作業のように各部門に別れて、部材ごとに製作しているのではなく、1人の人が、図面を見ながら、機械を使って一から木材を木取りして、カットして、工具を使って組立て製作していきます。最初は苦労するかと思いますが、出来ることも増えてきますし、完成した時のやりがいは半端ないですよ!

 形やデザイン、大きさも毎回違う、そんな幅広い案件に携われます。

 1点物の製作が中心ですので、流れ作業の一部分を担当するのではなく、一から商品の完成までを一括製作します。

​←家具や建具を製作する際によく使用する、素材を紹介しています!

★フラッシュ構造の家具の製作工程★

フラッシュ構造とは・・・基本的に無垢の時とは違って中に空洞の部分があります。これは、家具の部材に合わせて組んだ芯材となる材料に、各化粧合板(突板やポリ合板、ラワン合板+メラミン化粧板 など)を表裏に貼り合わせて作る板の構造のことを指します。簡単に言いますと、ベニヤで、芯を挟んでいる状態です。

◆木取り 

パネルソーや横切り盤で芯材を

必要な長さにカットしていきます

●芯材の木取り

 リップソーという機械を用いて芯材の幅取りを行います。

●厚み調整

 割いた芯材の厚みをそろえるために、自動かんなで厚み調整を行います。

 両面を鉋にかけます。表面に貼るベニヤ厚を考慮して削っていきます。

●芯材切断

 厚み調整した芯材をカットしていきます。

 パーツの板材の芯材には四方の枠となる部分の他に、補強のために内側や金物が取付けられる部分にも必要となるので、図面を見て算出します。         

◆芯組 

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タッカーで芯材と芯材を

止めて組んでいきます!

●設計図と合わせて板の骨となる芯をはしご状に組んでいきます。

芯の太さも家具にかかる荷重を考えて分けて作っていきます。 

タッカーという道具を使って、ステープル(ホチキスの針のようなもの)でジョイントします。 

フラッシュ家具ならではのもので、とても重要な工程になります。

この骨組みが家具全体の茎になり、またこの段階では仕上り寸法よりも+10㎜程大きめに製作します。  

◆プレス 

●突板やポリ合板・メラミン化粧板などの定格の寸法で送られてきたものを、芯組したものより約+10㎜大きめにカットします。

突板や化粧板を貼り合わせる為に、芯にローラーを使ってボンドを塗り、プレスと呼ばれる機械で合板と芯材を圧着します。

季節やボンドの種類によって圧着時間が変わってきます。

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◆切り回し 

●あらかじめ仕上り寸法より余裕をみて作ってある板を設計図の寸法通りにカットしていきます。

このパネルソー1台(昇降盤を縦にしたようなもの)で、平行・垂直が全て出せます。

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●切り回した板を箱状に組み上げていきます。パネルとパネルを隙間が出ないようにビスで固定していきます。地板に側板・天板・小口の順番で、組み立てていきます。

可動棚があれば、ダボ穴を開けたり、棚柱を付けたり、引出しがあればレールを付けたりします。

平行して、扉や引出の箱・前板の製作を行います。

◆組み立て 

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◆仕上げ

●家具を納めた時に、見える部分を化粧していきます。

側板・天板・小口など仕上材と同じ材料を貼っていきます。組立の際に、貼った化粧板の余分な部分を機械(トリマー)ややすりを使用して、触れた時に怪我をしないように面取加工していきます。

最後に金物も必要なものがあれば、取付けて仕上げていきます。

​最後の工程で、化粧板が出ていないか、ボンドがはみ出ているところはないかなど丁寧に確認していきます。最も慎重に行われる工程です。

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​NCでくり抜いたもの

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​NCでくり抜いたものを並べて柱に貼り付けます

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